病気の症状と状態

自閉症スペクトラム障害(ASD)

自閉症スペクトラム障害では、人とうまく交流できない社会性の障害、言葉や表情を使って意思疎通を図ることが困難なコミュニケーションの障害、同じパターンの繰り返しで安心しやすく次に起こることを考え変化に対応することが困難な想像力の障害を伴うとされます。さらに感覚が敏感または鈍感な特性があり、その他の精神症状も呈しやすいとされています。

 

・暗黙の了解がなく、常識が身につきにくい

・興味や関心が狭い範囲に限られやすい

・視線があいにくく、表情の変化が少ない

・予想していないことが起きると何も考えられなくなり、パニックを起こす

・自分なりのやり方やルールにこだわる

・聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚、温痛覚や平衡感覚にわたる感覚の敏感さ、鈍感さがある

・手先が不器用である

・細部にとらわれてしまい、最後まで課題や仕事を遂行することができない

・過去の嫌な場面のことを思い起こしてイライラしやすい