病気の症状と状態
双極性障害
双極性障害は、気分が高揚し活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返します。躁状態になると、睡眠欲求が低下し、次々にアイデアが浮かぶ、過剰な自信を持つ、リスクの大きなビジネスや消費またはギャンブルを追求したりします。双極性障害は完全な(典型的な)躁状態を呈するタイプと、完全な躁状態になったことはなくうつ状態と軽躁状態を呈するタイプに分類されます。双極性障害はうつ病と異なる病気で治療も異なります。
躁状態
・気分が高揚し、爽快になる
・寝なくても元気で活動を続けられる
・普段よりも明らかに多弁になる
・次々にアイデアが出てくるがそれらを組み立てて最後までやり遂げることができない
・根拠のない自信に満ちあふれる
・普段よりも明らかに怒りっぽくなる
・買い物やギャンブルに莫大な大きな金額をつぎ込む
・初対面の人にもやたらと声をかける
・性的に奔放になる
抑うつ状態
・何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
・疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める
・イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
・悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
・思考力が落ちる
・死にたくなる